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2005/04/15

レム睡眠と目覚めの間にあるもの

contac都会派を自認する者であるのならば、やはり花粉症は是非とも発症しておきたいものである。
私は20歳と共に花粉症となった。
そんな自分にとって花粉症はいわば大人の証でもある。

今年は早い段階から花粉の飛散量が多いと言われていたが、4月も半ばに近づいて杉花粉に関しては沈静化しつつあると期待している。

人により症状の傾向および程度は様々である。
私は目にはこない。
鼻水とくしゃみ、ひたすら鼻である。

さて話は変わってレム睡眠である。
レム睡眠とは体は活動を休止しているものの脳は浅い睡眠となっている状態を指し、この状態のときに人は夢を見るという事は広く知られている。
レムとは Rapid Eye Movement(=速い目の動き)の略である。
その名の通り、レム睡眠時には眼球が激しく動いているのである。
レム睡眠はその対であるノンレム睡眠と交互にやってくる。
その周期は約90分と言われている。

そんな雑学は兎も角、レム睡眠は浅い眠りであるからしてちょっとした刺激で目を覚ましてしまう危険性と隣り合わせの状態である。睡眠時間の不足しがちな現代人はレム睡眠時は羽化したての蝶のように無防備な状態だと認識すべきである。
如何にしてレム睡眠時の障害を乗り越えるのか、これは人類に対する永遠のテーマであり次なる進化への挑戦なのである。

とはいえ現在社会においては人々はそれを忘れがちである。
何故ならば睡眠時は大抵の場合施錠された家の中にいるため、太古の昔から考えると外敵との遭遇の危険性は飛躍的に小さくなっており、また昨今の防音性の高い住宅においては世の儚さを嘆き悲しむように走る暴走車等の騒音もかなりのレベルでシャットアウトすることが可能だからだ。

その日は寒い日であったが、毛布に包まれた私はいわば蓄熱された繭の中に居るかのように快適に寝りにおちていた。その夜何度目かのレム睡眠がやってくる。
が、外は静かである。
そこには私の眠りを遮るものは何も存在していないようであった。

不意に異変を意識が認識する。
微妙に鼻がムズムズするのだ。
しかしそんな事でこの眠りを中断する訳にはいかない。私は目覚めと眠りの境界線へと向かおうとする意識に無視する事を瞬時に指令していた。
『...シュン』何事?
いずれにしろ私は無視する事に決めてたのだ、そんな事に構っている訳にはいかないと再び無視。
しかし次の瞬間、事態は急変する。
『クシュン、クシュン、クシュン!クシュン!!クシュン!!!クシュン!!!!』
たまらず私は境界線を越え、目覚めの側へやってきた。
『くそ〜!!』思わずあげた声、これはまさしく敗北宣言である。
午前4時25分、まさか自分のクシャミの連発で目が覚めるとは予想だにしなかった。

敵は外にいるとは限らない。
内なる敵、それこそが最大の敵である。

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